ホットプレスは、不純物を入れずに強度の高い製品を作ることができる、優れた成形方法です。その一方で、うまく利用しないと「時間がかかる」「生産効率が悪い」といったデメリットが発生することも。ここでは、ホットプレスの生産効率を上げるための方法を、粉末成形機メーカーの代表に伺いました。
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三庄インダストリー株式会社
代表取締役社長 山本努氏
山本努氏
学生時代から粉体工学や材料工学を学び、成形に重要な粒子粉砕技術、成形技術を学ぶ。
三庄インダストリー株式会社を設立して以降、粉体成形機や粉砕機の販売を行いながら、粉体成形のノウハウを顧客に対し、アドバイスを行い、それぞれの要望に合わせた成形技術を伝えてきている。
これまで長年使われてきたホットプレス法ですが、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット・デメリットを大きく分けると、次のようになります。
通常、成形を行う場合バインダー(結合剤)を入れて接着性を増して成形性をよくするか、粉を造粒(粉を大きくし、流動性を上げて重点密度を上げる)を行うことで成形します。
ただ、結合剤のような不純物を入れると誘電率が上がってしまうため、半導体のような製品の場合は不向き。 原料だけを使用して成形しなければいけないという事情があります。
それに対し、ホットプレスであれば不純物を入れなくても成形が出来るためこれまで活用されてきました。
通常、常温で押して固めるだけだとすぐ割れてしまいます。
「ホットプレス」は熱せられた材料を金型で圧力をかけ冷やし固めることで、焼き入れ効果が発生し完成品はさらに高強度になります。 成形加工時は軟らかく、成形後製品は硬いことがホットプレス最大のメリットです。
一方でそのようなホットプレスにもデメリットがあります。
それは、『圧倒的に時間がかかりコストパフォーマンスが悪い』こと。
1回原料を成形機に入れたら、焼結が終わるまでもうその成形機は使えなくなります。
100枚の成形・焼成品を製造するのに、6日掛るケースもあり得ます。
そのため成形品や製品作るのにものすごいコストかかっていますがホットプレス以外の手段が無いため、これまでホットプレスは使われてきました。
実はホットプレスに代替するよりも効率の良い方法があるのをご存じですか?その方法を紹介します。
振動ウェーブ成形プレスを活用した仮成形を行えば今まで以上に生産効率を上げて成形を行うことが期待できます。
つまり、1週間で10倍以上の生産能力となります。しかも成形品の不良率が格段に下がります。

通常、常温でプレスした成形品がハンドリング(次の工程に移動すること)に十分な強度得られないと考えられていました。
ですが、振動ウェーブ成形プレスで成形した成形品に関しては、非常に低荷重で成形しても十分な強度が得ることが可能です。
そのため、樹脂の金型でも割れることがないため、金型を樹脂に変更することが可能です。それによるコストカットも実現できるでしょう。
三庄インタストリーの「真空・振動ウェーブ成形プレス」は下記のような特徴があります。

三庄インダストリーは、バリエーション豊富な粉末成形機を取り扱っており、関連機器もさまざまなものがあります。
粉末成形に関する豊富なノウハウがあり、テストルームでのテストや試作の依頼もできるので、粉末成形に関するさまざまな悩みを相談できます。
粉末成形に関する悩みや新たなニーズについて相談し、機器をカスタマイズしたり、適合した関連機器を紹介したりしてもらうことも可能です。
新素材開発、磁性材料・電池材料の試験成形、生体・機能材料の評価など
| 社名 | 三庄インダストリー株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府東大阪市吉田下島14-11 |
| 問い合わせ先 | 072-966-4613 http://www.sanshoindy.com/mailform/contact02.html |
| 電話番号 | 072-966-4613 |
| 公式HP | http://www.sanshoindy.com/ |
引用元HP:三庄インダストリー公式HP
(http://www.sanshoindy.com/)
引用元HP:小林工業公式HP
(https://www.kobayashi-akita.co.jp/)
引用元HP:大伸機工公式HP
(https://daishin-kikou.com/)