粉末をプレス成型した食品の多くに、サプリメントや噛んで食べるタイプのチュアブル錠があります。粉末に高い圧力をかけて押し固め、小さな粒にまとめるため飲みやすくなるのが特徴で、粒の大きさや形を選べます。
粉末プレス成型の錠型サプリメントは、カプセルタイプよりも安価で大量製造ができます。そのため、価格を抑えて消費者にリーズナブルさを訴求したい際や製造コストそのものを抑えたい場合に適した形状です。
ただ、打錠は原料の色がそのまま出る、食品によってはにおいが気になることがあります。その場合、素錠に着色料や香料を加える、フィルムコートや糖衣を施すなどで見た目を良くできるほか、味やにおいを軽減できます。
水分を含んだ状態の素材を固めて作られるラムネやらくがんなどの菓子は、「湿式打錠機」で作られます。粉体をプレスして固めるタイプの打錠機は、水分や油分を含んだ原料を固めるには不向きだからです。
湿式打錠機は、水分を含んだ素材に最低限の圧力をかけ、成形後に乾燥させて仕上げます。乾燥した素材を扱う粉体成形機とは機器も製法も異なる点に注意が必要です。
京都に本拠地を置く、打錠機・杵臼(金型)を専門に製造・販売しているメーカーです。製薬メーカーや健康食品メーカー、製菓メーカーをはじめ、さまざまな業種との取引実績と経験を持っています。
1錠からでも打錠できる市橋精機のハンドタブシリーズは、コンパクトな設計ながら本格的な打錠が可能。食品をはじめ、さまざまな粉体のプレス実験や実習に適しているとして知られています。一般的な錠型のほか、ドーナツ状の穴あきタブレットや杵臼装着可能なものなどラインナップも豊富です。
参照元:市橋精機株式会社(https://www.dajou.com/product/handtab)独自の光センサー技術を用いた計数システムや成形部品計数機、環境改善機器、冷熱機器の開発・製造・販売を手がけている企業です。粉末プレス機や粉体成形機の製造は行っていませんが、素錠や打錠、カプセルなどの計数ができる錠剤計数機の製造・販売を行っています。
CCDラインセンサカメラを使用した独自の「デジタルエリアカウンター」と呼ばれる多列計数システムで、多くのサプリメントや健康食品の打錠計数に用いられています。
参照元:株式会社光伸舎(https://www.koshinsha.jp/products/measurement/cate03/item_2020)